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信頼と誠実さの1足、男の基本キャップトゥOxford


ビジネスシーンだけでなく、礼節を求められるシーンでの大本命、

それは、手入れの行き届いたブラックカーフ(黒の革)のレースアップシューズとお見知りおきを。

きちんと手入れされたブラックカーフシューズというものは、それだけでも品格を漂わせ、たとえロープライスのスーツであっても、その人をワンランク上に輝かせてくれます。

『 懐かしいのが新しい!" クラシック回帰 " に効く、42ND ROYAL HIGHLAND Navy Collection 』 でもご紹介させていただいたように、

ギンピング( Gimping )やブローギング( Brogueing )されているシューズは、見た目は華やかですが、その経緯をたどれば結婚式や目上の人にお会いするシーンには不向きです。

大事なプレゼンや、相手の信頼を勝ち取りたいようなここぞ!というシーンには、

ぜひ紳士靴の基本である、" ブラックカーフのレースアップシューズ " に立ち返ってみてください。

これからやってくる入学・卒業式。出席側だけでなく参列する側としても、シーンをわきまえた装いで臨みたいですね。

さらに、この春に入社を控える2017年度の若手紳士や、彼らを迎え入れる先輩・上司の紳士にも同じことが言えます。

あなたのここぞという1足、準備は大丈夫ですか?

■キャップトゥOxford の由来と、英国的靴選び

英国では、つま先部分に横一直線の革の切り返しとステッチを施したスタイルを、

” ストレートトゥキャップ( Straight Toe Cap ) ” または ” キャップトゥ( Cap Toe ) ” と呼びます。

日本では ” ストレートチップ ” や、稀に ” 一文字 ” という言葉で流通していますが、

英国でこの言葉は一般的ではありません。

ドレスシューズを初めて購入するとしたら、” まずこの型の黒を選ぶべし。” とされる、これは英国紳士の基本です。

いまではスマートカジュアルを導入しているところが多いそうですが、スーツ着用の場合は、銀行・金融などお堅い職業であればあるほど、靴やベルトは黒で揃えないと軽く見られ、カジュアルなシーンでない限り一人前の手前である “ ジュニアレベル ” とみなされたりなど、誇り高き英国紳士の世界はなんとも手厳しいもの。

先に申し上げた通り、靴も磨きやカカトのケアを定期的に行い、しっかりとケアの行き届いた靴(特に大手の会社にはシューシャイナーが訪問して磨いてくれるそう)でなければならないという感覚が根付いています。

ちょっと今風ではないものの、英国テイストやそのファッションがお好きなら、ぜひこうしたルーツを知って現代を生きるあなたなりに解釈して愉しんでみてはいかがでしょうか。

バルモラル(内羽根式)のタイプは、英国のオックスフォード大学の生徒達が好んで履いていたことで、” オックスフォード ” と呼ばれています。こした理由から、Cap Toe Oxford と言えば、内羽根のキャップ=つま先の切り返しがある靴として知られているのです。

オックスフォード大学はケンブリッジ大学と並んで英国の大学の双璧、多くの政治家、作家、著名人を輩出している超名門ですから、そのファッションの影響も大きいんですね。

ここで、少しだけオックスフォードのお話を。イングランド、オックスフォードシャーの都市。英語圏では最も古い大学である、オックスフォード大学(University of Oxford)が中心の都市です。

オックスフォード大学は、30以上のカレッジから構成されていて、それぞれのカレッジと並列に学科があります。ですから規模も大きく、海外からの留学生も含めて約6,000名の学生が勉強しています。

弊社が日本総代理店をしている英国靴ブランド WALKER & GUNN のプロデューサーの妹さんが、当時オックスフォード大学リンカーンカレッジに在籍していた関係で、

約10年前に大学構内を半日案内していただきました。学内の図書館が、午前2時まで開いていることにとても驚きました。

さて、42ND ROYAL HIGHLAND 代官山店、42ND ROYAL HIGHLAND 銀座店 ではどのようなブランドのキャップトゥOxfordを取り扱っているのか、じっくりとご紹介させていただきます。

■ブランド別に見る、キャップトゥOxford

1983年に誕生したオリジナルブランドです。今やNavy CollectionやExplorer,EXCLUSIVEなどのラインもありますが、42ND ROYAL HIGHLANDが基本。

知り合いを通じて念願の店舗を代官山の八幡通に構えた弊社代表は、

英国をはじめとする世界の一流靴店やファクトリーを訪れ、現在のノウハウを培いました。

当時からのテーマである自社完結型のマインドを30年以上経った今も守り、

多くのビジネスマンを支えるような価格帯と、エレガントな見た目、

そして、長年の技術と経験をつぎ込んだグッドイヤーウェルテッド製法のもと誕生した人気シューズがCH4301です。

以前はマッケイ製法であったり、木型がロングノーズであったりと、時代とともにアップデートしてきた42ND ROYAL HIGHLANDブランドのヒストリーが凝縮された1足でもあります。

なぜグッドイヤーウェルテッド製法なのか、それは靴の型崩れを防ぐという利点と

足入れした際の包み込まれるようなフィッティングを多くの人に実感していただきたいという42ND ROYAL HIGHLANDブランドの誇りが選択させたもの。

ソールには、別注VIBRAMソールを採用しており、弾力性と柔らかさの実現を兼ねた名作です。摩耗によるすり減りにも強いです。

2003年、42ND ROYAL HIGHLANDの創業20周年を記念してスタートした

ワンランク上のライン42ND ROYAL HIGHLAND EXCLUSIVE made in Japan。

素材にはフレンチカーフを使い、製法も昔ながらの製靴方法であるハンドソーンウェルテッドを採用。アウトソールは、英国製ダイナイトソールやツートーンカラーフィニッシュを用い、まるでビスポーク靴のような高級感のある完成度を追及したコレクションが揃います。

42ND ROYAL HIGHLAND EXCLUSIVE made in Japan は、こうしたクオリティの高さを守るため、1度の生産数をごくわずかに設定し、ハンドソーンウェルテッド製法で丹念に仕立てられるシューズの品質管理を徹底して行っています。

ビスポーク靴ではお馴染みの3分割シュートゥリーも販売しており、

その世界感は多くの靴好き紳士から選ばれてきました。

熟練職人の絶妙な力加減で手つり込みされ、木型のシルエットのアーチ毎に丁寧に手すくい縫いされ、完成したシューズはピンと張りつめた緊張感のあるシャープなラインが独特な美しさを醸し出しています。

不定期にはなりますが、年に数回ほど特別なオプションをご用意した『パターンオーダー会』も開催しており、2017年は、4月14日(金)~5月7日(日)までを予定しています。

1926年、イタリアに創業。有名メゾンの既製靴を数多く手がけてきた実力派ファクトリーブランド。靴にしたてた後で、一足一足熟練のカラーマエストロの手により艶やかな染色が施され、ヨーロッパを中心に多くのファンを獲得しています。

その独特なハンドカラーフィニッシュで世界に知られているFRANCESCO BENIGNO made in Italy ですが、芸術的な抑揚のあるシルエットを活かした木型を使った

いイタリーテイストのキャップトゥOxfordにもぜひご注目ください!

レベルソと呼ばれる内縫いで表側に縫目を見せない手法が使われたG1487は、ヨーロッパ・アジアで安定的な人気を誇る木型LONDONを採用し、エレガンテな佇まいが魅力です。

1873年イギリス・ノーサンプトンで創業。 当時の一般的な靴は左右の区別がなく真っ直ぐなものでしたが、左右のある靴を製造しサイズもハーフサイズを取りそろえるなど、確かな技術とともに革新的な靴工房として注目を集めました。 1881年にはロンドンの靴展覧会で金賞を受賞。

イギリスのみならずヨーロッパ中にその名声をとどろかせます。そして1965年にエリザベス2世により英国産業界で最高の名誉「クイーンズ・アワード」を授与されます。 グッドイヤー・ウェルトにより250もの工程を経て、1足あたり8週間もの時間をかけて丁寧に作られるその製法は、創業当時から140年を超える現在も頑なに守り続けられています。

CONSUL-コンサル-/LAST173 足を入れたその時から姿勢が正される、クラシックなオックスフォードシューズの典型とも言える一足です。イギリス人大使や政治家の多くがオックスフォードシューズを履いていたことにちなんで"コンサル(領事)"と名付けられました。 爪革にダブルステッチを施した上品なアッパーと、クォーターライニングによるすっきりとしたデザインが際立つ一方で、実用性にも優れた一足。トレンドを超越するタイムレスな、ブランドのアイコン的モデルです。

1919年、ノーザンプトンに創業したウォーカー&ガン。

可能なまでに追求された品質とクオリティは然る事ながら、緊緊と伝わる真摯な 佇まい。そして、未来へ繋いでいくという精鋭たちの情熱は、 名門の新たな歴史に豊かな深みを与えていくに違いありません。

製法はグッドイヤーウェルテッド製法を採用。 アウトソールに採用した、J&F.J バーカーのオークバークレザー。 オーク、つまり樫の木から抽出したタンニン剤(渋)を使い、時間をかけじっくりとなめした革は、 粘りが増し摩擦による磨り減りに強くなることからレザーソールの材料として最適と呼ばれています。

驚くほどシェイプしたウェスト部分にもご注目を。 “ ロンドンウェスト ” と呼ばれ、複雑な足の形 とりわけ内側へカーブするフマズ部分に対し吸い付くようにフィットする隠れた意匠。 またウェルトとアウトソールを縫い合わせる 出し縫い をかける際、アッパーを傷つけることなくくびれた“ ロンドンウェスト ” へも正確に糸を通し縫い上げるという、職人の腕が試されるポイントです。 もちろん、英国の熟練職人の手によって、細かなピッチで美しく仕上げられています。

 

2017年3月には、JOSEPH CHEANEY の Cap Toe Oxford “GEOFFREY” も仲間入りします!

大切な場面のための準備は一日にして成らず。シューズを選んだ後も、磨きなどのケアをして、万全なコンディションで臨んでいただきたいと私たちは考えています。

42ND ROYAL HIGHLAND 代官山店、42ND ROYAL HIGHLAND 銀座店では、より充実したラインナップから、あなたにお似合いのキャップトゥOxfordを見つけるお手伝いをさせていただきます。

どうぞお気軽にご来店のうえ、これから挑むシーンについてご相談くださいね。

 

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